季節それぞれの楽しみ方
まだまだ寒い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか？
この原稿を書いているのは２月上旬ですが、今年の立春は２月４日～１８日で、暦の上では春がすぐそこまで来ています。
九州育ちの私。さぞ暖かい春が待ち遠しいのでは…と思われがちですが、実は大のスキー愛好者（下手の横好き）です。なのでこの時期は、「暖かくなる→雪が解ける→シーズン終了」と私にとっては逆に寂しい季節でもあります。
なぜスキーかというと、最初に就職したところが北海道から沖縄まで転勤のある職場で、上司の「スキーをやる者は寒冷地勤務が苦にならない。だからやれ。」という教えに従ったのが始まりです。ですが、すっかりその楽しさにハマってしまい現在に至ります。
またサッカー観戦も好きです。高校球児であった私は、これまでスポーツ観戦といえばプロ野球。サッカーはＷ杯の日本代表戦を観る程度でした。ところが数年前に故郷を襲った未曽有の大災害で、地元の弱小プロサッカーチームが存続の危機に陥ったことを知り、少しは応援しようと関東での試合にふらっと行ってみたところ、スタンドは懐かしい方言の会話やリズミカルなチャント（応援歌）で溢れ、その楽しさにすっかりハマってしまいました。
それ以来、春から秋にかけて平日夜はプロ野球観戦、週末はＪリーグ観戦を満喫しています。そして野球ファンやサッカーファンが口をそろえて「つまんない」と暇を持て余す冬には「雪に喜び庭駆け回る犬」のごとく、極寒の中を嬉々としてスキー場に出かける！のが常となりました。
季節の好みは人それぞれだと思いますが、スポーツに限らず四季それぞれに自分なりの楽しみを見つけることができれば、夏の暑さも冬の寒さも辛く感じることなく一年中過ごすことができます。私もこのようにスポーツを通して一年中楽しんでいます。（「仕事はいつやるんだ？」のツッコミにはノーコメントといたします。）
どこの国、どんな親の元、どんな才能を持って生まれてくるか、人間は生まれながらにして不平等を背負っています。しかし万人それぞれに与えられた時間だけは貧富の差もなく人類皆平等です。皆様も季節それぞれに「自分なりの楽しみ」を見つけて、限られた時間を最大限楽しんでみませんか。
（担当：E.H）